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生成AIでCM・動画広告は作れる?企業の活用事例と制作の進め方【2026】

赤尾駿

監修:赤尾駿(株式会社Anima 代表取締役)

Web制作歴9年・SNS運用歴4年|最終更新
読了 約6分
生成AIでCM・動画広告は作れる?企業の活用事例と制作の進め方【2026】

大手企業のCMで生成AIが使われたことが話題になり、「自社の広告動画やSNS動画も、AIで作れるのではないか」と考える企業が増えています。実際、動画は生成AIと相性のよい領域です。制作に時間とコストがかかる一方で、量とスピードが求められるためです。

本記事では、生成AIで動画・CMがどこまで作れるのかを整理したうえで、Animaが実際に支援した企業の事例と、成果につながる制作の進め方を、制作会社の視点から解説します。

この記事の要点

  • 生成AIは、SNSショート動画・広告動画・YouTube動画などの制作を大幅に効率化できる
  • ただし「AIで生成して終わり」ではなく、人が構成・監修・仕上げを担うことで品質が担保される
  • 東証プライム企業で2ヶ月で再生数2倍、多拠点の教育企業、医療分野など、業種を問わず活用が進んでいる

生成AIでCM・動画広告はどこまで作れるのか

2026年時点で、生成AIは動画制作のさまざまな工程を担えるようになっています。テキストからの動画生成、ナレーションの自動生成、字幕付け、素材の量産、複数パターンの高速な展開などです。数日かかっていた編集作業が、数時間で終わるケースも珍しくありません。

一方で、AIの出力をそのまま広告として使えるかというと、そうではありません。ブランドのトーン、訴求の設計、細部の違和感の除去は、人が担う必要があります。生成AIで速く作り、人が仕上げる——この組み合わせが、品質とスピードを両立させる前提です。

企業の動画・CM活用事例

撮影素材を渡すだけで、2ヶ月で再生数2倍(T&Gの事例)

東証プライム市場上場、連結1,800名超のホスピタリティ企業・T&G様の事例です。同社が運営する親子向けイベント「FunFenFant」では、既存運営にリソースが集中し、SNSや動画の施策まで手が回らないという課題がありました。

そこで、現場で撮影した素材を渡すだけで、企画から動画編集までを一気通貫で任せられる体制を構築。生成AIを活用して量とスピードを担保した結果、2ヶ月でInstagramの再生数が約2倍、フォロワーが約1.2倍に伸びました。撮影という一次素材を活かしつつ、編集と量産をAIで効率化した好例です。

多拠点の動画・サイネージをブランド統一で量産(AICの事例)

学習塾「鷗州塾」を中核に、5府県66校舎を展開する教育企業・AICエデュケーション様の事例です。拠点が多いと、動画やデジタルサイネージの制作に加え、校舎ごとの内容差し替えや媒体別の展開が膨大に発生します。

生成AI活用の制作体制で、動画・デジタルサイネージ・地域媒体向けの制作を幅広く支援し、ブランドのトーンをそろえながら各拠点の動画を高速に量産する体制を構築しました。

医療分野のショート動画・YouTube動画制作(医療系クリニックの事例)

都内の医療系クリニック様では、SNS向けのショート動画と、YouTube向けの動画制作を継続的に支援しています。医療分野は、専門性が高く、表現の正確さと信頼感が強く求められる領域です。

この事例では、生成AIで編集や素材制作を効率化しつつ、内容については人が丁寧に監修する体制で対応しています。誇張を避け、正確でわかりやすく伝えることが求められる分野だからこそ、「AIで速く作り、人が監修・仕上げる」体制の価値が明確に表れます。量とスピードを保ちながら、医療分野にふさわしい品質を担保しています。

生成AIで作れる動画の種類とツール

生成AIで対応しやすい動画の種類と、代表的なツールを整理しました。

用途内容代表ツール
SNSショート動画Instagram・TikTok向けの短尺動画Vrew・CapCut
広告・CM動画テキスト・画像から動画を生成Runway・Sora
解説・YouTube動画ナレーション・字幕を自動化Vrew・HeyGen
アバター・ナレーションAIアバターや合成音声で解説HeyGen

ツールの選び方や作り方の詳細は、生成AIの動画作成(作り方)で解説しています。

成果につながる制作の進め方

事例に共通するのは、AI単体で完結させていない点です。生成AIで素材と編集を高速化し、構成・訴求設計・最終的な品質チェックは人が担っています。特に広告や医療分野のように、正確さやブランドの信頼感が問われる領域では、この人の関与が成果を分けます。AI広告に生じやすい違和感とその解消法は、AI広告が“気持ち悪い”理由で詳しく解説しています。

動画・CM制作は「外注」で品質とスピードを両立できる

自社で生成AIを使って動画を作ろうとすると、ツールの選定・オペレーション・品質管理に時間がかかります。まず成果を出したい場合は、生成AIを使いこなす制作体制に委託するのが近道です。動画制作の外注相場や依頼先の選び方は動画制作・編集の外注で解説しています。Animaでは、企画・撮影素材の活用から編集・量産までを一気通貫で支援しています。

よくあるご質問

Q. 生成AIでCM・動画広告は作れますか?
A. 作れます。SNSショート動画、広告動画、YouTube動画などを効率的に制作できます。ただし、ブランドの訴求設計や最終的な仕上げは人が担うことで品質が安定します。

Q. 生成AIで動画を作るとコストは下がりますか?
A. 下がります。編集や素材制作、複数パターンの展開を効率化できるため、従来より短時間・低コストで制作できます。

Q. AIで作った動画に違和感は出ませんか?
A. AIの出力をそのまま使うと違和感が残ります。人が構成・監修・仕上げを行うことで、違和感を解消できます。

Q. 医療や専門分野でも生成AIで動画を作れますか?
A. 作れます。ただし表現の正確さが重要なため、AIで効率化しつつ、内容を人が監修する体制が適しています。

Q. どんな業種で動画のAI活用が進んでいますか?
A. イベント・ホスピタリティ、教育、医療など幅広い業種で進んでいます。SNS運用や採用広報など、動画の需要がある領域ほど効果が出やすい傾向があります。

まとめ

生成AIは、SNSショート動画・広告動画・YouTube動画などの制作を大幅に効率化します。ただし、成果を出すには「AIで速く作り、人が構成・監修・仕上げを担う」体制が前提です。イベント・教育・医療など、業種を問わず活用が進んでいます。自社の動画制作にAIを取り入れたい場合は、レンタルデザイン室までご相談ください。

赤尾駿

執筆・監修:赤尾駿 株式会社Anima 代表取締役

Web制作歴9年・SNS運用歴4年。制作会社を経て独立し、国内最大級クラウドソーシングでデザイナーランキング1位を獲得。美容・金融・エンタメ・ペット領域で複数メディアを展開し、累計フォロワー20万人以上・月間1,000万PV規模に育てたのち事業売却。現在は生成AI×クリエイティブの制作体制「レンタルデザイン室」を展開。