教育

複数校舎・複数媒体の制作物を安定して進めるデザイン体制へ

株式会社AICエデュケーション

業種:
教育
従業員数:
400名
株式会社AICエデュケーション

※本ページの情報は2026年4月時点のものです。
※掲載しているクリエイティブには、弊社が提案用に作成したサンプル案・制作時点のデザインを含むため、実際の公開内容と一部異なる場合がございます。


株式会社Anima(東京都渋谷区/代表取締役 赤尾 駿)は、株式会社AICエデュケーション様の制作支援事例インタビューを公開しました。

AICエデュケーションは、広島を拠点に幼児教育から大学受験まで幅広い教育サービスを展開するAIC鷗州グループの中核企業です。学習塾「鷗州塾」をはじめ、AICJバイリンガル幼稚舎AICJ International SchoolAuckland International College学校法人AICJ鷗州学園 AICJ中学・高等学校など、学校運営・学校支援・国際教育まで含めた多彩な教育ブランドを展開しています。[1] [2]

また、鷗州塾の公式合格実績ページでは、2026年度実績として広島大学77名、岡山大学72名、医学部医学科42名などが公表されているほか、オリコン顧客満足度ランキング「高校受験の集団塾 中国・四国」の「成績向上・結果」で2年連続1位と案内されています。[3] [4] 教育サービスそのものへの信頼が高い企業だからこそ、日々の発信や募集クリエイティブにも、正確性、スピード、信頼感、ブランド整合性が強く求められます。

鷗州塾は広島県・岡山県・山口県・大阪府・愛知県の5府県で66校舎を展開しています。(広島33、岡山21、山口7、大阪3、愛知1、オンライン1)[5] [6] これだけ拠点数が多いと、制作物そのものを作るだけでは終わりません。校舎ごとの日程差し替え、対象学年や講座名の調整、媒体ごとのサイズ展開、掲出内容の確認、素材回収、進行管理まで一気に発生します。ブランド全体のトーンをそろえながら、各拠点の事情に合わせて制作を回していくには、社内外をまたいだ制作体制そのものが欠かせません。

今回AICエデュケーション様には、そうした環境の中でなぜ制作を外部に依頼されたのか、どのような課題があり、なぜAnimaを選ばれ、依頼後にどのような変化があり、今後どのような期待を持たれているのかを詳しく伺いました。

プロジェクトの概要

企業名

株式会社AICエデュケーション(鷗州塾)

会社概要

業種:教育
従業員数:439名(2026年4月)

ご支援内容

レンタルデザイン室

抱えていた課題

– 社内のリソース不足
– SNSのノウハウがない

ご支援内容

– チラシなどのDTP
– バナー
-デジタルサイネージ
– 動画編集
– ポスター修正
– 地域媒体向け原稿作成 ほか

制作を外部に依頼された背景を教えてください。

ご担当者さま:

当社は「鷗州塾」を中心に、幼児から高校生まで幅広い年齢層の子どもたちに教育サービスを提供しています。広島県内をはじめとする西日本エリアで長年にわたり学習支援を続けてきた中で、発信や募集に必要な制作物も年々増えてきました。

大きな特徴として、教育事業には年間を通じて明確な募集サイクルがあります。夏期講習・冬期講習・春期講習、体験会、入試直前施策、新コースの告知、新規開校の案内など、時期ごとに必要な訴求が次々に発生します。そうしたタイミングでは、新聞折り込みや紙のチラシ、掲示物、Web広告用の各種バナー、さらに近年需要が高まっている動画コンテンツまで、多種多様な制作物を一斉に準備しなければなりません。

また、社内にはもともとデザイナーもいましたが、退職もあり、残る担当者も他業務と兼任している状態でした。日々発生する制作を回すことはできても、新しい施策や急な納期の案件まで含めて安定して対応し続けるには、人手も時間も足りないという実感がありました。

特に発信まわりのクリエイティブは、単に見た目を整えればよいわけではありません。どの対象に、何を、どう見せれば伝わるのかまで設計する必要があります。紙だけでなく、Webや動画、SNSなども含めて発信手段が広がる中で、社内だけですべてをまかなうのは現実的に難しくなっていました。

さらに近年では、従来の学習塾事業に加えて、グローバル化やIT化を見据えた新しい教育ニーズへの対応も進んでいます。ひとつのブランドだけでなく、複数ブランドや複数施策にまたがってクリエイティブを整える必要があり、単発の制作対応では追いつかない局面が増えていました。

そうした状況の中で、内製で対応できるところは残しつつ、重たい制作や急ぎの案件、新しいチャネルへの展開は外部パートナーと一緒に進める必要があると考えるようになりました。制作量そのものへの対応だけでなく、制作体制をどう整えるかが大きなテーマになっていたと思います。

鴎州塾名古屋・神丘校新規開校に伴う、開校告知バナーを制作。中高生向け個別指導塾の魅力を明るく表現。

中学受験コース新設「最上位α」クラス開講に伴う、説明会告知バナーを制作。

中学受験コース新設「最上位α」クラス開講に伴う、説明会告知バナーを制作。

これまで抱えていた課題を教えてください。

ご担当者さま:

これまでも外部の制作会社に依頼することはありましたが、大きく分けて「スピード」「対応範囲」「品質の統一」「運用負荷」という複数の壁がありました。

まず一つ目は、スピード面の課題です。入試直前期や講習開始前は、社内でもギリギリまで企画や内容の調整が行われます。そのため、制作会社に依頼できるタイミングがどうしても遅くなってしまいます。必要なタイミングに対して制作リードタイムが合わず、絶対に動かせない締め切りに間に合うよう進めることが難しいケースがありました。以前の体制では、制作会社への発注から初稿確認、修正、入稿までにかなり時間がかかることもあり、企画側のスケジュールに影響が出る場面もありました。

二つ目は、対応範囲が分かれてしまうことです。以前は、バナーだけを頼み放題の形で依頼していたこともありました。ただ、実際には遅延が発生してしまうこともありましたし、そもそも現場で必要だったのはバナーだけではありませんでした。講習会や体験会の告知では各種サイズのバナーが必要ですし、紙のチラシやポスター、パンフレット修正、DM修正、デジタルサイネージ、Googleビジネスプロフィール用画像、縦動画など、必要になる制作物は非常に幅広いです。

動画は動画、チラシはチラシ、WebはWebというように依頼先が分かれていると、そのたびにオリエンテーション、素材共有、進行確認、修正依頼、請求処理が発生します。担当者がそのすべてをさばくのは大きな負担で、本来の教育企画や教室運営に割くべき時間が削られてしまうという問題がありました。

また、外注先が分散していることで、同じ施策でも媒体ごとにトーンが微妙にずれてしまうことがありました。複数の教育ブランドを持つ当社にとって、ブランドイメージの統一感を保つことは非常に重要ですが、媒体や施策が増えるほど、そのコントロールには手間がかかります。

さらに、校舎数や教室数が多い組織では、ひとつの制作物を作って終わりではありません。校舎ごとの日程差し替え、対象学年の調整、掲出先ごとのサイズ変更、確認フローの整理など、付随業務の比重が大きくなります。つまり当時の課題は、単純な制作リソース不足だけではなく、制作物の種類が広がる中で、それらをまとめて受け止めてくれる体制が必要だったことにありました。

夏期講習会パンフレットの表紙デザイン。
落ち着いたトーンと人物写真で、学ぶ楽しさと高校部の信頼感を表現。

弊社にご依頼いただいた決め手は何だったのでしょうか?

ご担当者さま:

一番の決め手は、スピード感と、バナーだけでなくクリエイティブ全般を任せられそうだと感じたことです。以前は個別の制作ごとに依頼先を考える必要がありましたが、その点で、Animaさんには「これもやってくれそう」「ここまで一緒に進めてくれそう」という期待感がありました。

また、クリエイティブの質に安心感があったこと、そしてレスポンスが早かったことも非常に大きかったです。単純な受け身ではなく、こちらの状況を踏まえて前向きに受け止めてくれる印象があり、現場としてはかなり相談しやすかったです。

初稿でまとまっていた内容の通り、「初稿48時間以内」というスピード感と、動画・バナー・チラシ・DTPまでを一括で対応できるカバー範囲の広さは、実務目線で大きな価値でした。これまでのように、動画はA社、バナーはB社、チラシはC社というように分かれていた相談先を、ひとつの窓口に集約できるのは非常に助かると感じました。

さらに、定額制で修正回数に制限がないという点も安心材料でした。教育業界の制作物では、対象学年の表記を少し変えたい、キャッチコピーのニュアンスを微調整したい、写真の差し替えが発生した、といった細かな修正が頻繁に起こります。そうした調整を柔軟に進められる体制があることで、より現場に即したクリエイティブへ磨き込めると感じました。

そして実務上とても助かったのが、納品して終わりではなく、納品後も調整できることでした。教育現場の制作物は、確認の途中で表現を微調整したり、情報を更新したりすることが少なくありません。あとから少し手を入れられる柔軟さがあるのは非常に大きいですし、現場にとっても安心して依頼しやすいポイントでした。

春期講習会の受付を訴求するバナーを制作。
走り出す生徒の写真と桜で、新学年への期待感と季節感を表現。

実際の進行はどのように進みましたか?

ご担当者さま:

進行面では、お願いしたらすぐできるという印象が強いです。チャット上で「この施策でこういうものを作りたい」と伝えると、要件整理から制作への落とし込みまでスムーズに進んでいきます。新規の制作物だけでなく、優先的に直したい修正案件にも対応してもらえるので、現場としては非常に助かっています。

実際には、Instagramリール用動画、各種バナー、A4三つ折りチラシ、ポスター、デジタルサイネージ用データ、Googleビジネスプロフィール用画像、DM修正、パンフレット表紙修正、地域媒体向け原稿作成など、媒体も用途も異なる制作物をまとめて相談してきました。ひとつひとつの依頼が別ラインで進むのではなく、今どの案件を優先すべきかを踏まえながら動いてもらえるので、現場の負担感がかなり違います。

特に助かっているのは、複数サイズのバナー一括制作動画編集の丸投げ、そしてDTPの入稿データ作成まで一貫して対応してもらえることです。素材を渡すだけで、テロップ入れ、構成整理、BGM、カット編集まで含めて調整してもらえるのは非常に助かっていますし、紙媒体もそのまま印刷に回せる状態まで整えてもらえるのは大きいです。

以前であれば、デザイン会社への発注から初稿確認、修正、入稿までにかなりの時間がかかっていたものでも、今は必要なスピードで進めやすくなりました。短い期間の中でも、相談から制作、調整まで一連の流れが止まらないことに大きな価値を感じています。

全部を内製で抱えていると、新しいことに手を出しにくくなりますし、重たい制作物が入った瞬間に全体の進行が詰まりやすくなります。そこを外部にお願いできることで、社内の体制を整えながら前に進められるのは大きなプラスでした。

授業の臨場感が伝わるインスタリール動画を制作。
板書と指導風景を通して、「わかる」を「できる」へ導く指導力を表現。

依頼を開始してからの変化はいかがでしょうか?

ご担当者さま:

最も大きな変化は、「制作が間に合わないかもしれない」という慢性的な不安がやわらいだことです。以前は、講習前や施策前になると、制作が間に合うかどうかを常に気にしながら進める必要がありました。しかし今は、必要なタイミングで相談し、形にしていける感覚があります。

また、窓口が一本化されたことで、担当者が制作管理に費やす時間も抑えやすくなりました。以前なら、依頼先ごとに説明をしたり、進捗を追ったり、修正連絡をしたりする必要がありましたが、今はその負担がかなり軽くなっています。その浮いた時間を、生徒一人ひとりへの対応や、新しい教育プログラムの企画、教室運営まわりなど、本来注力すべきコア業務へ振り向けられるようになりました。

制作の「詰まり」がなくなり、担当者がすべてを抱え込まずに済む状態が生まれたのも大きいです。バナーだけでなく、チラシ、ポスター、動画、サイネージ、修正対応まで横断して依頼できるため、施策単位でまとめて進めやすくなったと感じています。結果として、運用の見通しも立てやすくなり、必要な施策を止めずに進められるようになりました。

現状は、まず間に合っていない業務や、社内で滞りやすい制作を中心にご一緒していますが、その先の期待もあります。SNS認知についてはまだ課題感があり、単に投稿クリエイティブを作るだけでなく、生成AIを取り入れた施策まで実施してもらえることに期待しています。

また、校舎・教室の数が多く、横断的に発信やクリエイティブを整えていく必要があるので、今後は複数拠点を横断してまとめてクリエイティブを任せていきたいという思いもあります。拠点数が多いほど、日程違いの差し替えや、校舎ごとの掲出物の調整、確認のやり取りなども増えていくため、そこを一つひとつ社内だけで抱えるのはかなり大変です。単発の制作依頼先というより、現場に合わせて支援範囲を広げていけるパートナーとして期待しています。

最後に、どのような会社がAnimaに合うと思いますか?

ご担当者さま:

私たちのように、絶対に遅らせられない明確な締め切りがあり、かつ多種多様な制作物を同時並行で進める必要がある企業には、特に相性が良いと思います。教育業界に限らず、季節ごとのキャンペーンやイベントが事業の柱となっている企業にとって、必要な制作を止めずに着実に進められる体制はとても重要だと思います。

また、ある程度丸投げしたい会社にも合うと思います。社内に専任のディレクターやデザイナー、SNSやWebの担当者が十分にいない、あるいはいても兼任で手一杯という会社には、特に助けになるのではないでしょうか。必要なときに相談できて、幅広いクリエイティブをまとめて任せられる外部パートナーの存在は大きいはずです。

今は、新しい施策や媒体、アップデート情報がどんどん増えていて、全部を把握して管理するのが大変です。本来は社内に担当者がいるのが理想ですが、実際にはそこまで体制を組めない会社も多いと思います。そうした会社にとって、必要なときに相談できて、制作全体を前に進めてくれる伴走者は非常に価値が高いと感じます。

単にデザインを依頼したい会社というより、バナーだけ、紙だけではなく、動画や修正案件、掲示物、媒体別素材まで含めて横断して相談したい会社に向いていると思います。特に、制作物ごとに依頼先が分かれていて運用が複雑になりやすい会社や、社内の限られた人数で制作全体を回している会社にとっては、相談先を集約できる安心感が大きいのではないでしょうか。

制作チームよりひとこと

AICエデュケーション様との取り組みを通じて、教育業界の制作支援において重要なのは、単にデザインを納品することではなく、現場の進行を止めずに支え続ける体制づくりだと改めて感じました。急な修正、新しい施策、複数媒体への同時展開など、日々変化する現場に対して、柔軟かつ迅速に対応できることこそ、本質的な価値だと考えています。

今回のご支援では、Instagramリール動画、複数サイズのバナー、チラシ、ポスター、デジタルサイネージ、Googleビジネスプロフィール用画像、DM修正、紙媒体の更新、地域媒体向け原稿作成まで、幅広いご相談に対応してきました。制作物を一つずつ個別に進めるのではなく、全体の施策を見渡しながら優先順位を整理し、必要なタイミングで必要なクリエイティブを届けることで、より大きな成果につながる体制を構築しています。

また、今回強く感じたのは、生成AIの進化によって、これまでITや制作にかかっていたコストは今後さらに下がっていくということです。導入企業様にとっては、同じ予算の中で実行できる施策数が増え、2倍、3倍、5倍と打ち手を広げられる時代に入っています。

その中で重要になるのは、単にAIツールを使うことではありません。プロンプト設計に長けていること、APIコストまで含めて全体最適で運用できること、そして実務レベルで成果につなげられる制作体制があることだと考えています。

幸い、私たちはWeb制作を強みに事業を展開してきた背景があり、現場で求められる品質基準や進行フローを熟知しています。生成AIで構成案作成・要件整理・サイズ展開などを効率化しながら、最終的な品質調整やブランド表現はプロ人材が担うことで、初稿48時間以内のスピード感と高品質なアウトプットの両立を実現しています。

今回のインタビューで特に印象的だったのは、AICエデュケーション様が私たちに求めてくださっている役割が、単なる制作代行ではなく、SNS認知の拡大や販促施策の実行まで伴走できるパートナーであるという点です。制作対応にとどまらず、発信そのものを前進させる存在としてご期待いただいていることを強く感じました。

複数拠点のクリエイティブを整理し、必要な施策を止めずに前へ進める。現場の負担を軽減しながら、成果につながる発信をつくる。私たちはこれからも、生成AI × プロ人材のハイブリッド体制で、教育現場の実務を支えるパートナーとして伴走してまいります。